20140223 自治会の防災イベントに参加

 昨日は、地元の自治会の防災イベントにスタッフとして参加しました。
 僕の自治会は、有志の方が地域の皆さんと一緒に、防災マップと初動マニュアルを作ってしまいました。ある意味、行政の仕事とは何か?を考えさせられる体験でした。
 目の前で、住民の皆さんの意見が、行政や議会の支援もなく、地域の力だけで形になっていく様子は、本当に勉強になりました。

 今回のイベントは、マップやマニュアルを作って終わりではなく、実践・行動に移すことで、もっと地域の皆さんに防災・防犯意識を持って頂けるように、とスタッフの方が企画したものです。


 子どもたちと一緒に、マップに基づいて地域の危険箇所や、子どもたちが何かあったときに拠り所となる「安心・安全の家」のお宅を確認してきました。

 約6kmのコースを巡ったあとに、練習用消火器による消火器の使い方訓練。これも多くの子どもたちと女性の皆さんが参加していました。



 最後は、女性の皆さんによる炊き出し訓練の成果である「おにぎり」と「豚汁」を食べながら、昭和36年にこの地域を襲った「36災」の体験談を聞いて終了となりました。



 町内会や自治会について、今回、修士論文を執筆するにあたって、肯定派と否定派があることがわかりました。それは1970年代には「町内会論争」として、行政学の世界を中心に今でも続いています。
 僕は、そのあたりの論争はもちろん先行研究や論文、資料でしか読み取ることができませんが、このように参加してみれば、「白黒」つけて結論付けるようなモノではないことだけは理解できます。
 課題があることは、十分理解しています。それをどのように良くしていくのか、解決していくのかを、このような行動から一緒に作り上げていくことが重要だと思います。

◆今日のBOOK◆

4年くらい前に、同業者の集まりから教えて頂きました。阪神大震災の教訓から、いろんなジレンマのケースを体験するゲームです。そこから有事の際の行動を一緒に体感するゲームですね。このカードゲームも既に購入してあるので、どこかで地域の方々と体験したいですね。

◆今日のWEB◆

既に須坂市では消防団が体験したみたい。※高森町では3/3に番場先生に来て頂き、職員対象の防災講演会を開催する予定です。

信州須坂いきいきブログ - 消防団幹部の知識と技能の向上を図りました







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